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2/10 平昌 選手村 No.5

 

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「ふぅ……」

選手村のトレーニングルームで1人汗を流す俺。途中で休憩を挟みながら、設置してあるいろいろな器具を使って、ひたすら体を鍛えていた。

何かをしていないと、のことをいろいろ考えてしまって落ち着かないので、俺はかれこれ数時間はこの場所にいた。

背筋を鍛えるマシンをきりのいい回数まで使うと、隣にある腹筋用の器具が目に入ってきた。次はあれにしよう、と思った俺だったが。

トレーニングルームの壁に設置された時計が目に入った。すでに夜の11時を回っていた。

ーーやべ、いつの間にこんな時間が経ったんだ。そろそろ戻るか。

俺は汗をタオルで拭き、付近に置いていたスマホを取って画面のロックを解除する。なにか連絡が入っていないか、念の為チェックするために。

すると卓から数回の着信。ーーあと、LINEメッセージが1つ。いずれも8時台で結構前だ。

なんだろう、と思いながら俺はLINEの画面を立ち上げ、卓のメッセージを確認する。

【卓:歩夢ー、どこにおるん? ちょっとのことで話したいんやけど】

のことで……? なんだろう。そういえば、卓には行先も言わずにこのトレーニングルームに数時間も篭ってしまった。探していたのかもしれない。

電話をかけようかと思ったが、部屋に戻れば恐らく卓がいるだろうと踏んで、俺は早歩きで自分の部屋に戻った。

ーーすると。

部屋へ入ると、すでに暗くなっていて規則正しい卓の寝息が聞こえたきた。確かに、時間的にもう就寝していても無理はない。

のことで話、というのが非常に気になったが、すでに深い眠りについている卓をその理由で起こすのは気が引けた。

これだけ卓が普通に寝ているということは、緊急を要するようなやばい話ではないだろう。それならもっと必死に俺を探しているはずだ。ーー死ぬほど気になるけれど、話の内容。

だから俺はシャワーで汗を流し、そのままベッドに滑り込んだ。しばらく卓が話したかった内容について予想を立てるが、思い当たらない。

そして俺は睡眠につくことに意識を移動させ、その日は眠りについた。


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Author:泰人
昔いろいろ夢書いてました。

久しぶりに書いてます。

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