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1/26 コロラド州 アスペン コテージ No.6

 

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そうこうしているうちに、コテージに着いた。入ると、リビングで來夢と友基が心配そうな面持ちで待っていた。

ちゃん!」

!」

「ーあー、二人とも。ごめん。大丈夫」

俺の背中で軽い口調で言うが、声に疲れが滲んでいる。

「だ、大丈夫なのちゃん!? 歩けないの!?」

「あ、いやー……。ちょっといろいろあって、力が抜けちゃっただけ。寝れば治るから」

「ーーそう? ならよかったけど」

「うん、大丈夫」

2人はの言葉に、少し安心したようだった。しかしの疲労を察したのか、何があったのかを追求する気はないようだ。

「ーーごめん、このまま寝てもいいかな? 疲れちゃって」

「もちろんだよ。ーー歩夢、そのままを部屋まで運んであげなよ」

「ーーうん」

友基の言葉に俺は頷き、言われた通りおぶったままを部屋まで運んだ。

「ーーベッドの上に下ろしていい?」

「ごめん、ありがとう」

そしてそのままベットの上に名前を寝かせた。

「ーー本当にありがとう。何から何まで。……大事な時に、迷惑かけちゃって」

「……いいってば、もう」

「ありがとう。ーー優しいよね、歩夢くんは」

「ーーそうかな。じゃ、俺行くよ」

ーーあまり一緒の部屋にいない方がいい気がした。俺の中の男性的な感情が爆発してしまう前に。

「うん……」

少し間を置いてから、布団に潜り込むと、が言った。俺はそれを聞いてから、彼女に背を向け部屋から出ようと歩もうとする。

ーーしかし。

「ーー?」

服の裾が引っ張られている感触がして。俺は振り返った。

「……かないで」

涙目になっているが、俺の服を掴んでいることに気づき俺は驚愕する。しかし、何を言っているか聞こえなかったので聞き返した。

「なんて?」

「……行かないで」

「え……」

「怖い……1人になるの」

弱々しい声で言う。ーーマジかよ。

持つかな、俺の理性。

「ーーいいよ」

俺は寝ているの傍らに近づき、ベッドの横に座る。

はそんな俺の姿を確認すると、安心したようだった。

しばらくすると瞳を閉じて、寝てしまった。

俺はさすがにこの状態でにどうこうする気はなかったけど、このまま部屋から出るのは、心底惜しいと思ってしまった。

ーー行かないでっ言われたんだ。いいよな?

俺はそのまま、の横に寝転び、同じ毛布の中に潜り込んだ。

しばらくするといろんな意味で身体が熱くなってきたので、着ている服をできるだけ脱いで、タンクトップ姿になり、また毛布に入る。

寝ているが時々しがみついてきて、その度に何かが終わってしまいそうになったけれど、すんでのところで堪えた。

そうこうしているうちに、俺も疲れていたのか、の横で寝てしまった。


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泰人

Author:泰人
昔いろいろ夢書いてました。

久しぶりに書いてます。

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