1/24,コロラド州 アスペン ホテル No.1
- 2018/03/29
- 12:25
Your name
「here. Well then wait for a moment.(ここだよ。じゃあ はちょっとそこで待っててね)」
「うん」
スコッティに連れられて、彼の泊まるホテルの中までやってきた私。
充電器を持っている彼の友人とは同室らしいがらその友人は今はいないとのこと。が、部屋のデスクの上に置いていってくれたらしい。
ーーその人にもお礼言いたかったのにな。残念。
そして、スコッティが部屋に入って充電器を取ってくるというので、私は部屋の外で待っていたのだった。ーーだが。
「Oh, it's strange ...(あれ、おかしいな…)」
しばらくするとスコッティが少し困った顔をしながら部屋から出てきた。
「What's wrong?(どうしたの?)」
「He told me that there was a charger on the desk, but that was not it. I wonder if he put it in a different place.(デスクの上にあるって言ってたのにないんだよ。あいつ違う所に置いたのかな)」
「Oh, I see.(ありゃ、そうなんだ)」
「Will you look for it for a moment?(ちょっと一緒に探してくれるかい?)」
「OK/(いいよ)」
まさか私のための充電器を彼一人に探させるわけにもいかないので、私は二つ返事で頷いた。
部屋は2人部屋にしてはなかなか広く、作業用のデスクの他にも大きなカウチにテーブルなど、快適に過ごせそうなさまざまな家具が置いてあった。
私がいつも泊まる最安値のホテルとはわけが違うわ……私は苦笑しながらいつもの自分の劣悪な宿泊環境を思い出す。
ーーしかしこんだけ広いと探すのが大変だわ。
デスクじゃなければテーブルに置いたのかな?そう思い、私はテーブル周りに落ちてないか身をかがめた。ーーすると。
「there were! It was!(あった!あったよ!)」
デスクの方を漁っていたスコッティから明るい声が聞こえてきた。手にはーー念願の充電器。
「Oh, it is true!(あーほんとだ!)」
「It fell under the desk chair. Sorry, I have not seen it well.(デスクチェアの下に落ちてたよ。ごめんね、よく見てなくて)」
「It's okay. Thank you very much.(ううん!ありがとう!)」
そして私の方へ駆け寄ってくるスコッティ。私は大喜びで充電器を受け取る。
「Ah! This! This is it! I missed you!(あー!これこれ!これだよー!会いたかったー!)」
私は充電器を大事に抱きしめる。ーー本当に会いたかった。やっとカメラが使える!<
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