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3/22 新潟県村上市 スケートパーク No.2

 

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※村上編だけ、名前登録の姓の欄に、小さいころに呼ばれていたあだ名を入力してください。



歩夢side

「あーくん、なの……?」

一瞬、がどういう意図で言っているのかわからなかった。その呼び方で呼ばれるのは、ちょっと気恥しい年齢になってしまっているけれど、俺が「あーくん」なのかそうじゃないのかと問われれば、間違いなく俺は「あーくん」だ。

そう思った瞬間、じっと俺を見つめるの双眸と、「あーくん」と呼んだ声音に、胸の奥底からノスタルジックな感情が沸き起こってきた。

目の前にいるのは、俺と最近出会ったばかりの20歳の。ーーしかし。

俺をその呼び方で、その声で呼ぶのは。と知り合う遥か前に出会った、すでに記憶の片隅に追いやられてしまったような、1人の幼い少女。

……?」

俺はその少女の呼び名を口に出す。その瞬間、眼前のと……の姿が、ぴったりとリンクする。

ーー本か何かで読んだことがある。人の記憶というものは、1度刻まれたら決して忘れることはない。思い出せないという現象は、その記憶をしまった引き出しの在処を、見つけられないだけだということを。

忘れかけていた、10年以上前の記憶。ーーたった1ヶ月足らずだったが、と過ごした大切な時間。

俺はそのすべてが封印されている記憶の引き出しを、たった今見つけ出し、ゆっくりと開けたのだった。


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Author:泰人
昔いろいろ夢書いてました。

久しぶりに書いてます。

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