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3/7 コロラド州 ベイルリゾート ベイルビレッジ No.3

 

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「Hey, . So, what's the dinner after this?(ねー、。で、このあとのディナーは?)」

「……あ。」

そうだ。さっきまで誘われてたの忘れてた。

断るつもりだったけれど、ピンチを助けられてしまったため、ますますやりづらくなってしまった。

「えーと……」

口ごもる私。すると樹里ちゃんが、またこそこそ私に尋ねる。

「どうしたの? ちゃん」

「実はこの人に誘われてて……」

「えー! すごいね! ちゃんやるう!」

「いや、でもあまり気が進まなくて……」

「えー、そうなの? かっこいいのにもったいない。……まあ、でもそれならさ、私を使えばいいじゃない」

「え?」

「私と2人で約束してるとか何とか言ってさ」

ーーなるほど。それなら2人でディナーしたがっているスコッティは引き下がるかもしれない。

「Sorry Scotty. I promised to have dinner with this girl.(ごめんスコッティ。私この子と晩ご飯食べる約束してて)」

「Huh? Is that so?(え? マジで?)」

「Today I'm deciding to spend time with girls! sorry!(今日は女同士で過ごすって決めてるから! ごめんね!)」

「It seems to be what? That's too bad.(なーんだそうなのー? それは残念だ)」

スコッティは困ったような笑みを浮かべて肩をすくめた。

「Oh, are luggage okay? not heavy?(あ、荷物は大丈夫なの? 重くない?)」

「It's okay it's okay.(だ、大丈夫大丈夫!)」

スコッティの言葉に私は勢いよくうなずく。すると彼は私に荷物を渡しながら、

「Well then, I will take another chance. Let's go absolutely next time I see you ~(じゃ、またの機会にするよ。今度会ったら絶対行こうね〜)」

と、そそくさと言ってしまった。

ひょっとしたら樹里ちゃんのかわいさに惹かれて「それなら3人で」とか言わないかなーと不安だったけれど、わりとあっさり引き下がってくれた。

そういえば樹里ちゃんを見てもあんまり反応してなかったけれど、彼女の美貌にスコッティの食指は動かなかったのかなあ?

私には会う度にちょっかい出してくるのに。変な趣味。

と、私が重い荷物を持ちながら考えていると。

「で、どこで食べる?」

樹里ちゃんがニコニコしながら聞いてきて、私は虚を突かれる。

ナンパを断るただのの口実じゃなかったの……?

「え……? ほんとに行くの?」

「うん。いいじゃなーい! この前ランチする約束したでしょ? ディナーになっちゃったけど。行こう行こう!」

うきうきと誘ってくる。樹里ちゃんはかわいくて面白くて友達になれて心からよかったと思っているし、こんな風に言われたら嬉しさかこみ上げてくる。

歩夢くんたちとの約束はあったけれど、樹里ちゃんと一緒なら連絡すれば問題ない……かな? 帰り道もほぼ同じだかは、危険も低いし。

私は決断すると、満面の笑みを浮かべた。

「よーし。じゃあ行こ!」

「わーい! ありがとうちゃん! 女子トークしよー!」

ーーこういう成り行きで。

私はここベイルビレッジにて、樹里ちゃんと夕食を楽しむことになったのだ。


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泰人

Author:泰人
昔いろいろ夢書いてました。

久しぶりに書いてます。

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